松の剪定 冬の「もみあげ」

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こんにちは、庭木の剪定ドットコムです。

春にミドリ摘みをした枝が伸びて、葉も増えましたね。
重なる枝ぶりをよく見ると、茂った葉で下の段の枝に日が射し込みにくくなっていませんか?

松は陽樹と言われるように日差しを好む樹木です。
秋から冬にかけては下の段にも日が射し込むように葉を減らす「もみあげ」という作業をおこなう季節になります。

松の剪定 冬の「もみあげ」

枝の先端をよく見てください。

下のイラストの「もみあげ」前のようになっていませんか。
古くなった葉は枯れて落ちていきますが、日が差し込むようにするためには、

今年の春に伸びた枝についている葉を先端から5~8対ほど残して、手でしごきとるようにします。

こうすることで、下枝にも日が射し込んで健康に育って
いきます。この「もみあげ」という作業は、マツ特有の作業の一つです。

イラストの「もみあげ」後を見るときれいな枝ぶりが伺えますね。
このイラストのような枝が全体を作っていると、引き締まった健康的な樹形になっていく事がうかがい知れますね。

松は基本的に枝の先端がY字になるように、春に「ミドリ摘み」を行い、
冬の「もみあげ」によって健康に育つための作業を繰り返して樹形を仕立てていきます。

松のミドリ摘み、もみあげ、切り戻しをパソコンの画面上で練習できる 学習・練習ソフトとDVDがおすすめです。

寒い季節の作業のうえ高い枝の剪定になりますので、くれぐれも気を付けて作業を行ってくださいね。

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