松特有の剪定方法① 「みどり摘み」について

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こんにちは、庭木の剪定ドットコムです。

松(マツ)のみどりが勢い良く伸びる季節になりましたね。
ちょうど今頃(4月)から5月末頃にかけてが、松の「みどり摘み」という剪定の季節です。
今日は松のみどり摘みについてお話ししたいと思います。

松のみどり摘みとは?

松のみどり摘みとは、松の新芽が数本立ち上がってくるのをかき取り、自然なしまった樹形に維持するために行う作業です。
松の新芽のことを「みどり(ミドリ)」と言います。
地域によって、みどり摘みの時期は異なりますが、時期が遅くなればなるほど新芽が固くなってしまって摘むのが大変なので、手で摘み取れるくらいの柔らかいうちに剪定するするのがおすすめです。

摘み取る芽、摘み取らない芽の違い

松の先端を見てみましょう

では、松の先端を見てみましょう。 まだ葉の出ていない新芽が伸びています。

このまま放っておくと樹形が乱れてきますので、新芽のうちに芽を摘み取ります。
松は場所によって、新芽が1本から多いところで6〜7本出てきます。

今回は、中心の勢いの良いみどりは摘み取り、左右にバランス良く伸びる小さめの芽を2本ずつ残す剪定方法について説明します。
摘み取る芽、または残す芽は、芽の伸びる方向と全体の樹形をみて決めましょう。

「みどり摘み」の具体的な方法

マツの先端を見てみましょう

先端に3本の新芽が出てきました。

「玉崎弘志の剪定教室」基本編をお持ちの方は、中級の「芽」のお話を思い出してください。

松のみどりは、中心の芽がこの中で一番勢いの良い枝に成長していきます。
ですから、中心の勢いの良いみどりは指でつまんでかきとります。左右のみどりが長い場合は、2〜3cm残して指で折ります。
残す芽は、その後の勢いが同じになるように長さのバランスを取りましょう。

松の剪定時期について

松の剪定は、年2回が基本になります。
1回目は今回ご紹介した4月から5月末頃にかけて、そして2回目は11月頃になります。

11月頃になると、枝の下の古い葉を手でしごく剪定、「もみあげ」の季節になります。
松は、日当りを好む常緑樹です。
この「もみあげ」は、古い葉をしごき取ることで、下の枝に日を差し込みやすくするために行う大事な剪定作業になります。

松の「みどり摘み」についてのまとめ

今回の記事をまとめると、

  • 松のみどり摘みを行う時期は、4月から5月末頃にかけて行う
  • 松のみどり摘みは、V字に分かれた枝から2本ずつ新しい枝を伸ばして、 自然なしまった樹形に維持することを意識して剪定する
    ということです。

やり方さえ覚えてしまえば、松のみどり摘みは簡単です。
ぜひみどり摘みにチャレンジして、あなたの松をバランスよく、整った樹形に育ててみてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

手の届く範囲は自分で剪定したい… 静岡県Tさん

「剪定は、コツさえ覚えればとても楽しいですよ。」とマツのミドリ摘み作業中でした。
あまりの早さに写真を撮る間、手を止めていただいたほど。
「疲れないように、毎日1時間くらいと決めて庭の手入れを楽しんでいます。」と長続きの秘訣を教えていただきました。

剪定をおぼえて、何が一番良かったですか?の質問に、
「剪定をおぼえると、自分の思い通りに形がつくれるのが一番の楽しみです。」
と笑顔で答えてくださいました。
おばあちゃんの剪定
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