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こんにちは、庭木の剪定ドットコムです。
今年は多すぎる雨と長い梅雨、梅雨が明けたと思ったら厳しい猛暑日続きと、人も植物も疲労困憊ですね。
またコロナ禍の中、家で過ごす時間が増え、新しい生活にも少しずつ慣れてきて来たところでしょうか。
家にいると何時も余り気にならなかった庭木の様子が気になって、とおっしゃるユーザーの方の声を多く耳にします。
今日は、庭木の剪定ドットコムの剪定困ったフォームにお問い合わせをいただいた中からご紹介してみたいと思います。
キンメツゲの仕立て
キンメツゲの幼木を30年ほど育てているユーザーの方から、
剪定は毎年しているけれども全体に玉を小型化したいと、刈り込みの方法についてご質問をいただきました。
30年も幼木から仕立てているとの事、きっとKさんが手を加えた分、庭木がそれに答えるように変化する様子を毎年楽しみながら庭木を育てて来たのでしょうね。是非拝見したいですね!
さてご質問ですが、キンメツゲは常緑樹ですので剪定の適期は5月~6月頃になります。
「切り戻し剪定」をしましょう。
この時期はある程度形を整えることを意識した強い剪定が出来る時期です。
6月を過ぎると常緑樹は新しい枝を出して成長していきます。
そして成長旺盛な時期を過ぎると、ゆっくりと成長を維持しながら冬を越して、また6月頃から成長を始めるというサイクルをたどっていきます。
6月までにしっかりと剪定をして、9月以降、伸びてくる枝が気になるようでしたら軽く剪定をするようにしてください。
来年の6月頃、ある程度小さくしたいと思う玉の樹幹ラインをイメージしてください。
枝の中の方は日が当たって元気な状態ですか?
もしも小さくしたいと思う位置の中の方に葉が余り無いようでしたらその年は思い切った刈り込みは避けて、枝の内部に日が射し込むように切り戻し剪定をしてください。
翌年、刈り込みたい位置まで葉が出ているようでしたら、その場所まで刈り込むことが出来ます。
今年は異常なほどの高温が続いたので、思い切った刈り込みをしてしまうと庭木が日焼けを起こして樹勢が落ちてしまいますので、剪定の時期には注意してください。
多くの方が、5月6月頃に「剪定の学習ソフト」で間違った剪定方法として注意している枝のブツ切りや小枝の無いところで剪定をしてしまった経験があるのではないでしょうか。
間違った剪定をしてしまうと、その後切った所から更に勢いの良い枝が発生して驚かされますよね。そうならない為にも、しっかり切り戻し剪定をしてください。
ユーザーの方はもう一度、学習ソフト基本編の「切り戻し剪定」について復習してください。
画面上で出される問題を実際にカーソルでクリック(切りながら)しながら復習してくださいね。
採点は如何でしたか?正解の箇所を見て、どうしてそこが正解なのかも復習してくださいね。
玉チラシなど、仕立物はその形のバランスや仕立ての美しさが魅力です。
また剪定の技術を駆使すれば思いの形に仕立てることができる楽しみもあります。
皆さんも剪定の基本をマスターしてこんな可愛い仕立物に挑戦してみてはいかがですか。