松特有の剪定方法② 「もみあげ」について

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庭木の剪定ドットコムです。
松(マツ)の剪定は、必ず年2回剪定作業をおこないます。庭木としてはとても手がかかりますが、手入れをするほど美しい樹形になるので、手入れのし甲斐も大きいものです。

おさらい
春の「みどり摘み」について
4月から5月にかけて、「みどり摘み」という剪定作業をおこないます。 これは、新芽が数本立ち上がってくるのをかき取り、自然なしまった樹形に維持するためです。
松の「みどり摘み」について

冬に行う松の剪定作業

松の古い葉は数年すると枯れて自然に落ちますが、古い葉が多いと下の枝に陽が当たりにくくなります。松は日差しを好みます。

古い葉を手でしごき取る作業を「もみあげ」と呼びます。 この作業もみどり摘みと同じく松特有の剪定作業方法です。
もみあげによって古い葉を落として下枝にも陽が当たるようにしていきます。新しい葉も先端に7〜8対の葉が残るようにしてしごきます。

葉を透かし、枝や幹を美しく見せるために、「もみあげ」と透かし剪定は大切な作業となります。11月〜12月頃に「もみあげ」と必要に応じて透かし剪定をおこないます。

松の「もみあげ」 前後
もみあげで古い葉をしごき取ることで、マツケムシが葉の間で越冬できなくなり、害虫予防にもなります。

もし、「もみあげ」を行わないとどうなるか?

松は日を好む樹木です。
もみあげをせず葉が密集するとマツケムシマツノシンクイムシなどが発生しやすくなります。
また、下枝に日が当たらずやがて枝が枯れてしまいます。

もみあげ」作業のポイント

マツを下から覗いた写真図①

「もみあげ」の時に枝の様子を見て、切り戻し剪定と透かし剪定をします。
切り戻し剪定と透かし剪定を先にしておくと、「もみあげ」の作業がしやすくなります。

図①は実際のマツを下からのぞいた写真です。
枝が込み合っているのがわかりますね。切り戻し剪定と透かし剪定をして日が差し込むようにしましょう。

図②

図②は切り戻し剪定と透かし剪定前のイラストです。
マウスを乗せると剪定後のイラストが確認できます。

枝の流れが良く見えるようになりました。
樹形もキレイに整いました。これで松の剪定は完了です。

松特有の剪定方法「もみあげ」についてのまとめ

今回の記事をまとめると、

  • もみあげを行う時期は11月~12月頃
  • もみあげとは、古い葉をしごきとる作業
  • 松の様子をみて切り戻し剪定と透かし剪定も行うとなおよい

Yの字に仕立てた枝の先端にバランスよく葉が残り、すがすがしい樹形に仕立てられました。
日が幹の方にも差し込んで健康に育っていきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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