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こんにちは、庭木の剪定ドットコムです。
今日は、「剪定困った」でご質問を多くいただきました「松のミドリ摘み」について
お届けします
マツの剪定 春におこなう「ミドリ摘み」
マツの樹形には、真直ぐな幹から左右にY字に引き締まった枝が伸びる仕立て方と、曲幹仕立てのように川の流れの勢いをイメージさせる仕立て方と大きく2種類あります。
どちらの樹形に仕立てるか、少し時間はかかりますが剪定を繰り返しながら仕立てていく楽しみもありますね。
どちらの樹形に仕立てていくにも、マツにはマツ特有の年2回の作業があります。
今回は、春におこなう「ミドリ摘み」をご紹介します。
この作業は、新しく伸びた枝を剪定して、剪定後に枝の伸びていく方向と、しまったY字の枝を作るための作業になります。
下の枝は、今年新しく伸びて来た枝(ミドリ)です。
真ん中の枝が強く伸びていますね!
1.マツに限らず、どの樹木も枝の先端ほど枝の伸び方が強い頂芽優勢という性質をもっています。この枝を放置しておくと樹形を乱していくので、先ずこの一番勢いの良い枝を付け根から切り取ります。
※枝(ミドリ)が未だ柔らかい時期は指で折り取ります。少し硬くなってきたら先の細いハサミで周りを傷付けないように注意しながら切り取ります。
2.次に、四方に伸びる4本の枝の中から、これから伸ばしていこうと思う方向の枝を2本残して、その他の2本は付け根から切り取ります。
3.残した枝の勢いを揃えるために、付け根から1~2cm辺りで枝を切ります。
※まだ枝が短くて長さが同じくらいでしたらそのままにしておきます。
※まだ枝が短くて長さが同じくらいでしたらそのままにしておきます。
ミドリ摘みの作業はこれで終わりです。
マツの木の上から下へミドリ摘みを行ってください。本数が多いので残す枝は上下左右を良く観察しながら進めてくださいネ!
来年の春、またこの作業を繰り返して行くので、残した枝がY字の引き締まった枝に成長していくのを良~く観察してくださいネ!