こんにちは、庭木の剪定ドットコムです。
春の訪れを運んでくれた“春咲き花木”たち。
梅(ウメ)や桜(サクラ)、つつじ、雪柳(ユキヤナガギ)ハナミズキなど、とても色鮮やかできれいでしたね。
春咲き花木の剪定は、もう終わりましたか?
春咲き花木は、花の見ごろを過ぎてから一か月頃までが剪定の適期になります。
青葉が美しい7月頃、この頃に葉に覆われた枝をよ〜く見ると、既に小さな花芽を見つけることができます。
春咲き花木の剪定ポイント
春咲き花木の剪定のポイントは、しっかりと「春咲き」花木の成育サイクルを理解することです。
剪定学習ソフト「玉崎弘志の剪定教室 花木編」にて春咲き花木の「生育サイクル」を詳しく解説しています。
もしソフトをお持ちの方は、今一度見直してみてくださいね。
花木の中で、生育サイクルが同じものをまとめて「春咲き」「夏咲き」と分けています。
代表的な春咲き花木は桜、
夏咲き花木はムクゲ
が挙げられます。
このサイクルをしっかり理解していれば、たとえ樹種が違っても、それぞれの時期に合わせて剪定することができます。 ただし、花木の中には例外がありますので注意してください。
(例外の詳細については、花木編の応用「特異な性質、特徴的な樹形、成長が早い、実を鑑賞する」の項目を見てください)
ご自宅の庭木が春咲きなのか、夏咲きなのか迷ったら、「玉崎弘志の剪定教室の花木編」の基礎→確認問題→選択問題1,2で確認することもできますよ。
玉崎弘志の剪定教室の花木編 から「春咲き」花木の成育サイクル
もし、剪定時期に剪定が出来なかった場合には
剪定の適期を逃してしまった時期に剪定をするようでしたら、しっかり剪定するのは避けましょう。
まずは、春の開花を思い出してください。そして、花芽が枝のどこについているかを良く観察してください。
花芽の付く位置を確認して、来年の春の開花をイメージしてバランスよく剪定するようにしましょう。
剪定学習ソフト「玉崎弘志の剪定教室 花木編」基礎→確認問題→選択問題3,4,5でも確認することができます。
花木の剪定はまだ未経験という方は、今年の剪定は見送りましょう。
焦って剪定を間違ってしまうと、来年花が咲かなくなってしまいます。
少し樹形が大きくなるかもしれませんが、来年の春の開花まで良く花木を観察して、春咲き花木か夏咲き花木かを確認しましょう。
来年の剪定時期に頑張って剪定しましょう。
今回のまとめ
春咲き花木の剪定についてまとめると、
- まずはしっかりと「春咲き」花木の成育サイクルを理解する
- 成育サイクルが同じなら、たとえ樹種が違ってもそれぞれの時期に合わせて剪定できる(ただし例外もあり)
- 適期を逃してしまった時期に剪定をする場合は、しっかり剪定するのは避ける
- 花芽の付く位置を確認して、来年の春の開花をイメージしてバランスよく剪定する
- 剪定未経験者は無理して剪定せず、来年頑張る
ということです。
花木の剪定は失敗してしまうと、花が咲かなくなってしまったり後々残念な結果になってしまいます。
しっかりと成育サイクルや剪定方法を理解して剪定ときれいな花々を楽しんでくださいね。