こんにちは、庭木の剪定ドットコムです。
今回は梅の性質と剪定時期についてお話ししたいと思います。
梅の性質
早春に、春の香りを運んでくれた梅には、花を観賞する「花梅」と、実を収穫する「実梅」、「枝垂れ梅」など、たくさんの品種がありますね。
梅には、枝が勢い良く伸びる性質があります。
この樹形は見なれた梅の姿ですね。
勢い良く枝が伸びる分、放任していると樹形も暴れて、どんどん大きく育っていきます。
今は(7月頃)、そろそろ樹形つくりのための、花後剪定が終わる頃ですね。
勢い良く伸びる徒長枝の剪定はできましたか?
徒長枝には花芽は付きにくいですから、やみくもに切ってしまうと、翌年の樹形や花芽にも影響することがありますので、気をつけてくださいね。
実を付けるための剪定と落葉期の剪定
また梅は、花が終わると実が楽しみな花木ですね。
実を付けたいと思うと、どう剪定したらよいのか困ります。
実は、梅雨時の6月ころから成りだします。
花後の剪定が不十分だった場合は、実の収穫直後に夏期剪定をすると良いでしょう。
夏期剪定では、樹形つくりの剪定というより、翌年の花付を良くするために、下の枝に日が当たることを意識して、徒長枝などの不要枝を切り取るようにしましょう。
落葉期に樹形が乱れているようでしたら、11月頃から2月頃に軽い剪定をすると良いでしょう。
適切に剪定できれば、こんなにきれいに花を咲かせることができます
シダレウメの剪定について動画
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今回のまとめ
今回のお話しをまとめると、
- 梅は徒長枝が勢い良く伸びる性質があります。
- 梅の剪定時期は花後1ヶ月頃、花後の剪定が不十分だった場合は、実の収穫直後に夏期剪定をすると良いでしょう。