なぜ、柿の木の剪定は難しいの?

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こんにちは、庭木の剪定ドットコムです。

いつまでも真夏のような暑い日が続きますね。
体調を崩しやすい時期、どうぞご自愛ください。

今回は柿の剪定について良く解らない!というご質問にお応えします。

「毎年同じように剪定していても思うようにいかない。どうしたら良いのでしょうか?」 というご質問を多くいただきます。

みなさんは、カキはどのような枝の何処に実を付けるのか、ご存じですか?


学習ソフトの剪定教室に、「剪定が必要なワケ」というお話がありましたね。
「どうして剪定が必要なのか」その役割を理解すると、なるほど!と理解が深まりました。それと同じように、「柿の木はどのような枝にどのように実を付けるのか」を知れば、「実を付ける枝」を上手に残して剪定することが出来るようになりますね。


なぜ、柿の木の剪定は難しいの?

みなさんのイメージでは、「サクラの様に、春に花が咲いて夏ころから小さなサクランボが出来る」というのが一般的な果樹のサイクルではないでしょうか。  

ところが、カキの生長のサイクルはサクラとは少し違うのです

少し難しい言葉を使うと、サクランボはその年に新しく伸びた枝「結果枝」という枝に実を付けます。
でもカキは、「結果母枝」という枝から新しく伸びた枝「結果枝」に実を付けます。

ですから、よほどの徒長枝(徒長枝には花芽は付かない)ではない限り、「今年この枝には実が付かなかった」という枝は剪定せずに様子を見てみましょう。来年、この枝から伸びた新しい枝が結果枝になって実を付けるかもしれません。

カキは、今年実をつけなかった枝でも、来年は実をつける可能性がある

見分け方が難しいかもしれませんが、よく観察してみましょう。
「元の枝(結果母枝)にある芽が翌年伸びて花芽となって実を付ける」この習性を、あなたの家のカキの木を観察して見極めましょう!
このサイクルが分かれば、「今年はこの枝は剪定しても良い枝で、この枝は来年実を付ける枝になるので大事にしよう!」がコントロールできるようになるはずです。
剪定ソフトでもう一度、樹木がもっている性質や基本となる剪定を復習してみて下さい。きっと理解が深まると思います。

剪定の楽しみが増えますね。
まだまだ暑い日が続きますので、十分気を付けて庭木と対話してください。

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