こんにちは、庭木の剪定ドットコムです。
剪定に関するあらゆるお悩みを受け付けている剪定困ったフォームに、たくさんのご相談をいただいております。
ありがとうございます。
今回はそんな「剪定困った」に寄せられた果樹(梅、杏、プラムなど)に関するお悩みについてまとめてみました。
果樹(梅、杏、プラムなど)の剪定でお悩みの方は、ぜひご覧になってくださいね。
きっとお悩みが解決されるヒントがあるはずです。
梅(ウメ)、杏(アンズ)、プラムは春咲き花木(果樹)
梅(ウメ)、杏(アンズ)、プラムは春咲き花木(果樹)です。
基本的に春咲き花木(果樹)は 花が終わると夏頃に翌年の花芽を作り始めます。
基本的に樹形をコンパクトにする剪定は、花芽のない時期が適期になります。
果樹の場合は、夏頃に勢いよく伸びた枝をまず剪定してから、 休眠期(本州では11月〜2月頃)に主となる枝から伸びた枝を20〜30cmほどに切り詰める剪定を行います。
これは梅(ウメ)、杏(アンズ)、プラムなどにみられる「冬に短く切った枝に実がなりやすい」という共通した性質によるものです。
この性質と剪定との関係は、剪定学習ソフト「玉崎弘志の剪定教室 花木編」の中でも分かりやすく説明しています。
お持ちの方はもう一度見直してみてくださいね。
今回のお悩みに関して、実際に北海道の方からのご相談もありましたのでご紹介しますね。
梅、杏、プラムの木を植えています。 植えてから今年で三度目の春を迎えました。 杏はさほど枝も伸びず…なのですが、梅(豊後、南高)とプラム(ソルダム)の枝が ぐんぐん伸び、木の内側も枝葉で密集していて、夏になったら蒸れそうです。
プラムは今年、沢山花が咲き実になり始めている物もあります。 梅には病気も出始めていたり、妙に大きな葉の新芽が出てきたり…訳がわかりません。
こちらは北海道札幌市なのですが、剪定時期が分からず困っています。 どのタイミングで剪定したら良いか、教えて下さると助かります。
庭木の剪定ドットコムより
北海道ですと地温が下がってくるのが早いと思われますので、10月からでも剪定は可能だと思います。
また3月頃は雪の状態はいかがでしょうか?
気温が上がってくる前の季節でしたら3月頃でも剪定は可能だと思います。
どちらか剪定が可能な時に挑戦してみてください。
「木の内側も枝葉で密集してきて、、」とありますが、
まずは「不要枝」 の剪定をしましょう。
おっしゃっている内側が密集している枝も不要枝です。
また、梅の病気は消毒が必要かもしれません。
枝葉が密集してくると木の中まで日が射さなくなり、風通しも悪くなるため虫がついたり病気になりがちです。
もしも葉がベタベタしたり地面に黒い小さな粒が落ちていたりしたら虫がついている可能性もあります。
病気と虫では扱う薬剤が変わりますので良く観察してみてください。
梅の葉が妙に大きいとありますが、購入された品種は小梅ではありませんか?
小梅の場合、一般的な梅の葉よりも大きな葉を付ける品種が多いようです。
剪定の学習・練習ソフトなら正しい梅の剪定ができるようになります。
おすすめです。