もみじ(モミジ)の剪定ワンポイントアドバイス

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こんにちは、庭木の剪定ドットコムです。

この季節(11月頃)になると、いよいよもみじ(モミジ)の剪定シーズンの到来ですね。

もみじ(モミジ)は品種も多く、それぞれに特徴のある樹形をしていますね。
あの、伸びやかな自然樹形を庭に取り入れたくて植えても、剪定の方法を間違えると、全く違う樹形になってしまう事もしばしばです。 でも大丈夫!

基本は、まず樹形全体を眺めてみて、どのような樹形にするかイメージします。そして樹冠ラインを意識して、残した枝が樹冠ラインをつくる様に考えましょう。
不要枝の剪定、小枝のある所での切り戻し剪定。これが鉄則です!

今日は読者の方からもみじの剪定についてご質問をいただいたので、アドバイスをしたいと思います。

読者の方からのお便り(ご質問)

庭木の剪定ドットコム様
いつもお世話様になっております。
適時の御配信を楽しみ読んでいます、有り難うございます。
実は悩んでいることがありまして、アドバイス頂ければと思いメール致します。

樹高4~5mのモミジの剪定です。
透かし剪定がベストと指導されておりますが、つい切りすぎてヤマアラシ(花火)のようになり、ここ数年切る伸びるとイタチごっこになってて段々とひどくなっています。
このようになってしまった木は今後どの様に剪定を進めていけば良いのかアドバイスを頂きたく宜しくお願い致します。

JAG(ジャパンガーデンデザイナーズ)協会にも所属している庭木の剪定ドットコム Yoshinoよりアドバイス

もみじ(モミジ)や楓(カエデ)には沢山の品種があり、その特徴に応じた樹形を考えなければなりませんので、一般的なイロハモミジ系について少しお話しますね。

もみじ(モミジは)、夏頃から急に葉が茂り出すので慌ててしまいますよね。
この時期は太い枝の剪定は控えて、生い茂った枝を見て、樹冠付近や幹の中の方で混んでいる枝を透かし剪定するようにします。

もみじ(モミジ)の枝の伸び方の特徴は、Y字に伸びて行ったり、中心に芯のように勢いの良い枝が伸び、その脇に2~3対対生に枝がつきます。


オレンジのラインに沿って枝が伸びていきます

葉が急に生い茂ってしまうのは、この枝の全てに葉が展開してくるからです。
夏は、この状態を整理するくらいにします。

さあ、11月です。 落葉樹は本格的な剪定の時期ですね。
モミジの仲間は、比較的春早くから休眠から覚めて、水を吸い上げてきますので、遅くとも2月中に剪定は済ませてください。

剪定学習ソフト「玉崎弘志の剪定教室 基本編」をお持ちの方は徒長枝について思い出してください。
ブツ切りになると、徒長枝が発生してかえって樹形を乱します。
枝がY字に伸びていくのも特徴ですので、Y字の真ん中の強い枝は切り戻し剪定しましょう。

もみじ(モミジ)や楓(カエデ)の剪定ワンポイント



写真をご覧ください。先端が勢いよく伸びていますね。
この先端の枝を切り戻し剪定して、青丸の枝に勢いを分散させます。全体の樹形によりますが、場合によってはこの枝の下の分枝で切り戻し剪定しても良いかもしれません。

ご自宅の庭木を良く観察して、剪定の位置を考えていきましょう。

芯のように勢いよく伸びている枝は、樹冠ラインをイメージして切り戻し後に伸びた枝がその樹冠ラインをつくるように切り戻し剪定しましょう。

次に、脇枝は対生に付くので、幹内部に向かっていく方向の悪い枝はその方向の枝を元から切り戻してください。

左右対に枝が伸びているからと言って、切ることをためらうと、結局内側に伸びていく枝は、次の年の夏頃に葉が密集する原因の枝になってしまいます。

次に、脇枝は対生に付くので、幹内部に向かっていく方向の悪い枝はその方向の枝を元から切り戻してください。
左右対に枝が伸びているからと言って、切ることをためらうと、結局内側に伸びていく枝は、次の年の夏頃に葉が密集する原因の枝になってしまいます。

今年の冬は、まずバランスだけ考えて切り戻し剪定してみてください。次の年の夏頃に、枝の混み具合を見て、透かし剪定をしましょう。

この方法を2~3年繰り返すと、少し樹勢をコントロールできると思います。
4~5mの高木になると、コントロール出来るようになるのに少し時間が掛かるかと思いますが、無理をしてブツ切りにしたりすると、かえって勢いよく樹形を乱す原因になりますので、気を付けてください。

毎年剪定をして、剪定後の枝の伸び方を観察できるお庭のモミジですので、剪定の結果を良く観察しながら、次の剪定を考えたり、枝の伸び方をコントロールしたりと、モミジと付き合っていく楽しみが増えると良いですね。

少し、大ざっぱですが、ポイントをお話させていただきました。 こんな樹形にしたいというイメージをもって頑張ってくださいね。

高所作業となるかもしれませんので、くれぐれも安全に注意して作業してくださいね。

Yoshinoより

最後に

何時も庭木を眺めている皆さんだからこそ、剪定した後の枝の伸び方を観察して、剪定後の枝がどのように伸びていくのかを確認したり、失敗を反省して、翌年トライしながら少しずつ剪定に慣れていくことができると思います。この繰り返しこそ、剪定上手になる一番の近道だと思います。

剪定学習ソフト「玉崎弘志の剪定教室シリーズ」ならいつでも反復練習ができて、最短で剪定に慣れることができます。
ぜひ、あなたの庭木の剪定適期に、ゆっくりと剪定を楽しんでくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。



追記 ご質問をいただいた読者の方から返信をいただきましたので、追記いたします。

庭木の剪定ドットコムのYoshino様
細かくご丁寧にアドバイス頂きまして誠に有り難うございました。
ちなみに我が家のモミジは「イロハモミジ」と「カエデ」です、アドバイスに沿って剪定を見直してみたいと思います。

思い起こすと、今までは葉が鬱蒼としてたり樹高を大きくしたくなくて、ぶっつり切ることが多くすっきり感を求めてました。特に上の方は脚立では届>かないので、高枝バサミを使ってるので切る位置等が正しくないことも考えられる思います。

その結果、新しい枝が何か所から何本も真上に向かって伸び、そして先端が垂れ下がり、まるで悪魔の腕が怒って捕まえるような様子に見えてる>酷い状態になってしまいました。
いきなりのすっきり感を期待せず、少し気長にトライをしてみようと思います。
数年後に良い報告ができるればなあ…。誠に有り難うございました。

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