こんにちは、庭木の剪定ドットコムです。
ユキヤナギ(雪柳)やコデマリ(小手毬/こでまり)が、枝一面に小さな花を咲かせ、柳の枝のように枝垂れて風に揺れる姿は春の風物詩ですね。
枝垂れる枝に雪のように白い花を付けた姿がきれいなユキヤナギ
きれいに咲いたコデマリ
しかし、時々こんな樹形を目にすることはありませんか?
一見すると花が沢山咲いていて、きれいなユキヤナギですが…
画像は、間違った剪定をしたユキヤナギの徒長枝が成長してしまった例です。
剪定を間違ったり、剪定をしないで放任していると、幹のように太くなった枝が勢い良く上に伸びて、枝垂れる樹形が損なわれます。
他にはこんなユキヤナギも
画像は、枝垂れる枝を途中から刈り込んだのでしょうね。
ユキヤナギは側芽タイプなので花は咲いていますがユキヤナギらしくありません。
今日は、これらのようなユキヤナギやコデマリの樹形にさせない剪定に関するポイントをお話ししたいと思います。
ユキヤナギ、コデマリの剪定時期
ユキヤナギやコデマリは春咲き花木ですので、花後が剪定の適期(夏ころまで)です。
ユキヤナギ、コデマリの剪定ワンポイント
枝垂れる枝に花が沢山咲く樹形をイメージしましょう。
込み合った枝や、古く太い枝は地際から切り取ります。
株の中まで日が差し込んで風通しが良くなると、新しく元気な枝が発生してきます。
その柔らかな枝が沢山の花の重みで枝垂れていって、ユキヤナギやコデマリらしい樹形をつくっていきます。
コデマリ枝垂れ
ユキヤナギ枝垂れ
今回のまとめ
今回のユキヤナギやコデマリに関する剪定のポイントをまとめると、
- 花後が剪定の適期(夏頃まで)
- 枝垂れる枝に花が沢山咲く樹形をイメージしましょう
- 込み合った枝や、古く太い枝は地際から切り取り、株の中まで日が差し込んで風通しが良くなるようにすると良いでしょう。