透かし剪定は良くできていますが、切り戻し剪定が不十分な所があるので、今年は切り戻し剪定に挑戦してください。迷っている先端の部分は、横枝で芯に出来そうな枝を探してその横枝の上で幹を切り、添え木をして芯の仕立て直しをして下さい。新しい芯を造って大きさをコントロールし、樹形を整えて行ってください。
この「芯の仕立て直し」は、基本編の針葉樹の芯の仕立て直しで説明していますので、もう一度復習して挑戦してみてください。ただ、樹高があるので、作業には十分に安全を配慮してくれぐれも怪我の無いように注意を払ってください。
①同じ位置、同じ方向に強い枝が3、4本伸びている(平行枝)ので間引く→不要枝剪定
②混んだ強い枝を付け根で剪定し、残した枝を小枝のある位置で切り戻す。
③枝張りがですぎてしまうので切り戻す
枝の方向、流れを若く細めの枝に入れ替えることで、一回り小さく美しい樹形となります。(自然な枝の流れが重要です)太枝先きの細い枝だけ切り詰めても、大きさは小さくできない。
④数年前に切り詰めたと思われる芯の周囲から伸びて立ち上がった複数の芯を切り戻す
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