松のもみあげ作業 7つのポイント

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松のもみあげ作業 7つのポイントを画像付きでご紹介~「玉崎弘志のマツの剪定」のDVDより~

マツのもみあげや剪定方法についてのお問い合わせが多い季節になりました。
先日、「玉崎弘志の松の剪定」のDVD撮影を行いました。
樹齢35年ほどの実生の松で、ほとんど手の入らない状態を仕立て直しました。
抜粋でご紹介いたします。

松の剪定前の姿松の剪定前の姿

[ポイント1] よく観察して仕上げたい樹形をイメージしましょう

現在の枝配りを観察して、仕上げたい樹形をイメージします。 芯を決めて、なだらかに流れる樹形をつくります。

なだらかに流れる樹形をつくります

[ポイント2] 下の枝にも日が差し込むようにしましょう

マツは日差しを好む樹木です。
切り戻しと透かし剪定をして、下の枝にも日が差し込むようにします。
枝数も減りますので、もみあげ作業が楽になります。
マツは日差しを好む樹木 マツは日差しを好む樹木 切り戻しと透かし剪定をして、下の枝にも日が差し込むようにします 切り戻しと透かし剪定をして、下の枝にも日が差し込むようにします

[ポイント3] 透かし剪定をして葉を透かしましょう

骨格ができたら、透かし剪定をしましょう。下の枝にも日が差し込むようにします。
松の透かし剪定 前 松の透かし剪定 前 松の透かし剪定 後 松の透かし剪定 後

[ポイント4] もみあげ作業をしましょう

古い葉をもみあげ作業によってしごき取ります。 こうすることで、害虫予防にもなります。
松のもみあげ作業 松のもみあげ作業

[ポイント5] 流れる形に整えましょう

シュロ縄などで、枝を引きます。動きのある枝に整えます。
シュロ縄などで、枝を引く シュロ縄などで、枝を引く

[ポイント6] イメージ通りになれば完成です

左右に動きのバランスを分散して、なだらかに流れる樹形に仕立てられました。

松の剪定の完成

[ポイント7] 来年の春に「みどり摘み」を行い、樹形を維持していきましょう

来年の春に新しく伸びるみどりを摘み取り、締まった樹形を維持しましょう。

剪定後

剪定前


最後に

今日ご紹介した7つのポイントを押さえれば、あなたの理想の樹形になることは間違いありません。
四方に堂々と枝を伸ばす「直幹仕立て」、左右に動きのある枝を仕立てる「曲幹仕立て」などイメージした形に仕立てることができます。

上記でご紹介した松の仕立て直しのDVDがあるのでおすすめです。

ぜひ、松の剪定にチャレンジしてみてくださいね。

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